RepのKPIはpvじゃない。けどpv見ちゃう
webサービスを運営している方なら、なんらかのツールでpvなどを計測していると思います。
その集計結果で一番見ている数値はなんでしょうか。
Repでは「ページビュー数」をKPIとしていました。
しかし、pvだけではダメな気もします。
自省の念を込めて書きます。
pvとは
pv「ページビュー数」は、ページが閲覧された回数です。
1人の人が同じページを2回見たらpvは2です。
なのでしばしばpvはそのwebサービスをどれだけ利用しているかの指標になります。
Repでは
RepではpvをKPIとしてきました。
pvの伸びを、そのままサービスの成長具合と結びつけていました。
これは間違いではなく、確かに多くの人 or 1人の人でも多くのページを見るくらいには愛されている。
なのでpvが多ければ「サービスに価値があると言える」と思っていました。
気づいた問題点
SEOがいい感じになってから以下の問題に気づきました。
例えば「立教大学 {教授名}」で検索した場合、Repがヒットすることが多いです。
ネット上で影響力のある教授はそうそういないですから、SEO上位を取りやすかったんだと思います。
しかし、教授を検索する人がシラバスを見たいとも限りません。
事実、Repで一番Googleからの流入が多い教授がいるのですが、訪れた人はすぐに離脱するし、弱小サービスのRepにとってはそれによるpvが無視できない割合になっていました。
つまり、pvが伸びているように見えても、実際はGoogleから間違えて訪問した人が3割みたいなことが起こるわけです。
Repではpvも新規ユーザー数も、ページ/セッションも何もかも見て一喜一憂します。
それではKPIの意味がない
チームでしばらくの期間「この数字を追う!」と決めたらそうするべきです。
それを伸ばすための施策を打って、伸びを見る。そして、施策の良し悪しを検証するのはとても大事です。
もし、「今日はpvが伸びた」、「今日は新規ユーザー数が増えた!」、「今日は直帰率が減ったね!」なんて言ってたらもう大混乱です。
KPIは定量的で測定・追跡可能であるべきです。
では何を見るか
明確に「これを見とけ!」っていうのはわかりません。
大切なことは思考を停止しないことです。
ある時pvが伸びたなら、なぜ伸びたのかを考える。
施策を打っていたなら、それは想定していた要因での伸びなのか。
こう書くのは簡単なのですが、実際は伸びている時は思考停止しがちです。
「やったー伸びたー!さすがRepだなー!」くらいの感覚で終わります。
思考を停止しない方法として、毎週Repについて深く考える時間を設けています。
日曜の3時間です。
ここでは分析やビジュアライズ、妄想など開発以外のことをしています。
まとめ
思考を停止しない!
p.s 俺エンジニアだったような・・・。